こんにちは。職場初の男性育児休業を取得した、ポンパパです。2回のパパ育休から復帰したばかりです。
1人目では3ヶ月、2人目では当初半年予定でしたが、「3ヶ月延長させてください!」とお願いして、計9ヶ月取得させてもらいました。
男性の育児休業がこれから増えてくるとはいえ、まだまだ今は少なく、
「育休取りたいです!」って言うのはまだまだとても勇気がいる世の中ですよね。
僕は、自分の働いている職場初の男性育児休業取得者だったので、なおさら言い出しづらかったです。
今回は、「パパ育休が取りたいけど、周りにどう言われるか不安」という方に向けて、
①育児休業申請時 ②延長申請時 ③職場復帰時
の3つにわけて、職場の人や、その他周りの反応はどうだったかをまとめてお伝えします。
結論 否定的意見2割、肯定的意見8割
どの場面においても、面と向かって男性の育児休業に対して否定的な意見を言ってくる人は少数派でした。
むしろ、育児休業を取得する事に対して、好印象を持たれる事が多かったように思います。
実際、男性が育児休業を取ることについて、まわりの反応はどうだったのか詳しく解説していきます。
育児休業申請時の反応は、一番否定的な意見が多い
職場の上司・同僚の反応
わたしの職場では男性の育児休業取得者の前例がなかったため、上司の反応としては「育児休業とれるかなー」でした。
そうなるんじゃないかと予想していたので、事前にインターネットで検索していた育児休業制度の参考資料を印刷して、その時に渡したところ、すぐに調べてくれました。
取得に対しては上司が子育て世代であった事もあり、好意的に受け入れてくれました。
同僚の8割はよい反応
「育児休業を取る」ということを職場の皆さんに伝える時が一番ドキドキするポイントかと思います。
僕も何を言われるかな・・・とドキドキで伝えました。
結果、僕の職場の場合は、8割はポジティブな反応が返ってきました。
「全然休んでください」
「職場のことは気にしないで、奥さんと子供を大事にして」
「子供はすぐ大きくなっちゃうから今は大事だよ」
「こんなに休めることなんてこれを逃したらこの先ないよ!気にせず沢山休みましょう」等、
たくさんの心温まるお言葉を頂きました。正直、当時はとても嬉しかったですし、ホッとしました。
職場内では悪い反応もある
でも、なかには賛成意見ばかりではなく、心無い事を言われることもあります。
「夫婦で育児休業を取得する必要ありますか。奥さんが育児しているんですよね」
「みなさんは育児休業に対して何にも言いませんが、私は育児休業取得を認めていません」
「私の妻は専業主婦で子供を育てています。〇〇さんが育児休業を取る必要ついて理解できません」
「なんで〇〇さんは育児休業をするですか。お子さんに障害でもあるんですか」等
やっぱりこのような話題に面白くないと思う方は少数派ですがいるのは事実ですし、そのように思われる分には仕方ない事だとは思います。
否定的な意見にはこのように対処した
否定的な意見を言われると、少数派の意見でも、育児休業取得について考え直したくなりますよね。
しかし、絶対に育休は取りたい!と僕は考え、否定的な意見を言われても自分の意見は変えず、強い心で貫き通しました。
その際、少しでも自分の気持ちが楽になるように、次のように考えました。
- 「育休取得は私のプライベートな事であり、人の意見は聞くが、それによって育児休業を取得するかどうかを変える必要はない」と割り切った。
- 「育児休業の期間については有限。他人の意見に左右されてしまうと受けられる制度の活用の機会を失ってしまい、二度とその子供の育児休業を取得することができなくなるので、この機会は逃さないぞ」と強い意志を持った。
- パタハラ(パタニティハラスメント)について勉強し、必要があれば職場の上司をはじめ、人事に相談する。それでも改善が見込まれない場合は労働基準監督署に相談する道があることを確認し、「一人で悩む必要はない」と意識した。(パタハラは介護・育児休業法でしっかりと禁止されています)
- 否定的な意見を言われた時には、「あなたはそうお考えなのですね」くらいに意見として聞き流す程度に受け止めたり、言った人に対して「なんか機嫌悪いな。お腹でも空いているのかな」等と深く考えないようにした。
- 自分の復帰時や、あとから育休を取る人が取りやすい雰囲気になるよう、否定的な意見に関して職場内で話題にしたり、愚痴を言ったりしないようにした。
このように考え、「全ては子どもとの時間のために!」と割り切ることで、乗り切りました。
また、次に育児休業を取る方に、いい道筋を残すべく、なるべく穏便になるよう心掛けました。
友人の反応
育児休業を取得することについて賛同してくれる友人が多かったです。
子育てをする上で活用する制度についても【使える制度があるなら取得すべき!】という意見をいただきました。
はっきり物事について意見してくれるので、判断に迷ったときは助かりますね。
持つべきものは友達ですね。
両親・親戚の反応
男性の育児休業については賛成してくれましたが、やはり大黒柱である人間が休む事に違和感を持たれたり、職場のことについて心配されました。
親世代が子育てしていた時は育児休業を取得する事すら否定的な意見が多く、女性でも取るのは大変だったそうです。
母親曰く、子どもが出来たら退社なんて話もあったそうです。
そのため、この反応はしょうがいないかなと思いました。
その他の人の反応
第1子、第2子の育休取得時に一番、褒めたたえてくれたのは、上の子の保育園の先生や園長先生でした。
そのときは男性の育児休業について熱く先生方と語り合いました!!
褒めてくれる方がいると、「いろいろ言われることもあるけど、育休取るって決めてよかったな」と改めて感じることができるので、ありがたかったです。
そして僕も今後、育児休業を取るパパさんに出会った時は「その決断は素晴らしいよ!!」と伝えたいと思います。
育児休業延長時の反応は、ほとんど反応なしに近い
職場の上司・同僚の反応
わたしの職場は慢性的に人材不足でした。
直属の上司はできれば戻ってきてほしいとの返答でした。
でも私は子供との時間をやっぱりあきらめたくなかったので、上司の上司に相談し、わかりました。延長を認めてもらいました。
前提として、育児休業「取得」に対しては起業側は原則拒否することはできません。
しかし「延長」については可否は起業側の裁量によります。
電話でのやりとりでしたが、その場でOKがもらえました。子育て世代に理解のある素敵な上司に感謝です。
また同僚の反応は特になく、「〇〇さん育休延長したんだねー」くらいの感じだったそうです。
友人の反応
育休延長については笑いを含めてびっくりされました。
友人ママからは「私より育児休業期間長いね」と笑顔でご意見も頂きました。
その時はかける言葉が見つからず笑うしかありませんでした。
また同じ育児休業中の友人からは「〇〇さん凄いですね。やりますね」と称賛を受けることもありました(笑)。
両親・親戚の反応
延長についてはびっくりされたり、金銭的な事や職場の事で心配はされましたが、それ以外で特に意見はなく、反対もありませんでした。
その他の人の反応
第二子の育休延長時に一番、褒めたたえてくれたのは、またもしても上の子の保育園の先生でした。
「素晴らしいですねー」とお褒めの言葉をいただきました。
育児休業復帰時の職場の反応は、ウェルカムモード
第1子の育休復帰時
育児休業からの復帰の際に戦力外通告やポジションがなくなっている事を覚悟していました。
結果は「おかえりなさい!待ってたよー」「もっと休んでてよかったのに」「またよろしくねー」等ウェルカムな雰囲気でした。
また「〇〇さんが休んだから休み減っちゃった。どうしてくれるの」や「長く休んだでしょ!休んだ分働け!」などジョーク交じりの反応がありました。それあってかすぐに職場に溶け込むことができました。その方には感謝です。
第2子の育休復帰時
第一子同様にウェルカムな意見が多かったです。なので戻って3日で職場に溶け込めました。(笑)
延長についても追及する方はおらず、「もういいの?もっととっていいんだよ」と育休に戻れというばかりの発言をする方もいました(笑)。
まとめ 思ったよりも否定的な意見は少なかった
今回は、僕が育児休業を取得した際の、職場の方々や、その他周りの方の反応について、
①育児休業申請時 ②延長申請時 ③職場復帰時
の3つの場面にわけて、お伝えしました。
- 育休申請時、否定は2割で賛成は8割だった。
- 育休延長時、特に大きな反応はなかったが、延長に対して理解を示して賛成してくれた。
- 育休復帰時、軽いジョークでいじられる事はあったが、基本的にウェルカムだった。
そして、今はまだまだ男性育児休業取得率は全体的に低いけど、これから義務化など取得をすることが良しする時代の流れが来ているため、僕が取った時よりも、パパの育休が取りやすくなる雰囲気になるのではないかと個人的には思います。
少しでも参考となったら嬉しいです。
自分の理想とする育児を行えるような育児休業取得できる方が増える事を願っています。
「育休中、実際どんなことをやったらいいの?」と今からイメージをつけておきたい方は、
僕が2回の育児休業で感じた「やるべきこと」をこちらの記事でまとめています。
- 育休中の子どもとの時間が最高すぎて、復帰したくないなー。
- この会社で仕事と育児の両立ってできるのかなぁ
- そもそも今の仕事をこのまま続けてていいのかな
- とにかく、子どもとの時間が一番大切!!
こんな思いがある方は、こちらの記事もご覧ください。
「仕事が忙しくて子どもとの時間が取れない」と嘆く人生から、
「仕事も楽しいですが、家族で過ごす時間を1番大切にしています!」
と笑顔で言える人生にしてみませんか?